BD キエストラ™ InoqulA 全自動塗布装置
BD キエストラ™ InoqulAは、検体塗布工程を自動化した装置です。
検体は液体・非液体に関わらず処理が可能で、様々な検体容器に対応可能な柔軟性の高いシステムです。また、磁気ビーズを用いた独自の塗布技術で高い精度を実現しました。
塗布業務の自動化を通して、より安定した検査体制の構築とパフォーマンス向上に貢献します。
BD キエストラ™ InoqulA 全自動塗布装置
磁気ビーズによる検体塗布
磁気ビーズを用いた独自の塗布技術で検体塗布を行います。この塗布方法は、通常のマニュアル塗布と比較して3~5倍も単独コロニーを得やすいとの報告があります1。
分離精度の向上は、再分離率の低減、再検査コストの削減および報告までの時間短縮に貢献します。
検体塗布業務の標準化
ラベリング・検体塗布を自動化することで、ラベリングミスなどのヒューマンエラーの低減や塗布品質の均一化を実現します。バーコードの自動管理により、トレーサビリティの向上にも貢献します。
ワークフロー統一による効率化
検体の性状、容器に関わらず処理ができます。また、安全キャビネットやグラム染色スライド作成機能をオプション追加することでさらに効率化・安全性の向上が図れます。
全自動モード(液体検体)
半自動モード (固形・スワブ検体)
参考文献
1.Croxatto A et al. Comparison of inoculation with the InoqulA and WASP automated systems with manual inoculation. J Clin Microbiol. 2015;53(7):2298-2307.