使用上の注意
- 開封時、ディスクがオレンジ色もしくは赤色に変色していた場合は、そのカートリッジは使用しないでください。
- 本製品では感受性測定はできません。
- すべての検査工程で、感染の危険性を避けるように注意してください。検査終了後は、使用した材料を滅菌の上破棄してください。
- 開封後は、乾燥剤の入ったデシケータに入れ、デシケータごと冷蔵庫に保存してください。
ニトロセフィン法により、Neisseria gonorrhoeae、Staphylococcus属、Haemophilus influenzae、Moraxella catarrhalis、嫌気性菌等のβ-ラクタマーゼ産生菌のスピーディーな検査を可能にします。
検体
適切な培地を使用して分離されたコロニーを、直接使用します。 患者検体そのもの、いくつかの菌が混在しているコロニーを使用することはできません。
操作手順
※注意点
常に陽性株と陰性株の対照を置くようにしてください。
陽性株:Staphylococus aureus ATCC 29213
陰性株:Hemophilus infuluenzae ATCC 10211
結果判定
陽性:菌を接種した箇所が黄色から赤色に変化します。 色の変化は、一般的にディスク全体に拡がりません。
陰性:ディスクの色に変化はありません。(変色なし)
注1)ほとんどの菌株は、陽性反応が5分以内に現れます。しかし、ある種のStaphylococcus属では、陽性反応が現れるのに1時間かかる場合もありますので、注意してください。
注2)ある種のStaphylococcus属、特にS. epidermidisは、ペニシリン、あるいはアンピシリンに耐性であっても偽陰性のβ-ラクタマーゼ反応を示す場合があります。