日本BD、医薬品を全自動で入庫する「BD Rowa™ EasyLoad」稼働開始

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Publish date: 2024年9月4日

日本BD、薬局業務の効率化を図る薬局ロボットに新たなオプション、医薬品を全自動で入庫する「BD Rowa™ EasyLoad」稼働開始


日本BD(日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 本社:東京都港区、代表取締役社長:阿知波達雄)は、薬局ロボット「BD Rowa™ システム」に追加できるオプションとして、「BD Rowa™ EasyLoad 全自動入庫システム」 (読み BDローワ イージーロード、以下BD Rowa™ EasyLoad )を販売開始し、7月より各薬局にて稼働を開始いたしました。

入庫作業の全自動化による、薬局業務の効率化

「BD Rowa™ EasyLoad」は、医薬品を全自動で「BD Rowa™ システム」庫内に入庫するオプションです。通常は、人が医薬品に表示されたバーコードを1箱ずつ読み取らせてシステム内に入庫する必要がありますが、このオプションを併用することにより、医薬品の箱をまとめてベルトコンベアに投入するだけで、医薬品バーコードの読み取りから入庫までを全自動で行うことができます。また、「BD Rowa™ EasyLoad」は、当社従来品と比べ、入庫にかかる時間を1箱あたり約10秒短縮し、稼働音も静かになります。

「BD Rowa™ EasyLoad」導入薬局のコメント

導入した株式会社杏林堂薬局の調剤DX推進部部長鈴木怜氏は、次のように述べています。

「本体(『BD Rowa™ システム』)に加えて『BD Rowa™ EasyLoad』の導入により、日々の医薬品の入庫作業の工数削減を見込んでいます。本製品を導入することで薬局業務のさらなる効率化を図り、患者様と向き合う時間をより増やしていきます。これにより、医療ケアの質の向上を図り、より質の高いサービスを提供できるよう努めてまいります。」

薬局ロボット「BD Rowa™ システム」

「BD Rowa™ システム」は、医薬品の入庫から、保管、在庫管理、払い出しまでを一貫して行う薬局ロボットです。

入力された処方箋の情報に基づき、装置内の棚に並ぶ医薬品をロボットアームがピックアップし、平均10秒ほどで自動的に払い出します。これまで薬剤師が手作業で行っていた煩雑な薬のピッキング作業を、薬局ロボットに置き換えることで、処方薬受け取りの待ち時間を短縮するとともに、薬局内の混雑回避にも貢献します。「BD Rowa™ システム」の導入により、薬剤師が行ってきた棚入れやピッキング作業などの「対物業務」時間を、患者さんへの服薬指導や情報提供などの「対人業務」に充てること(タスクシフト)が可能になり、患者さんの満足度向上にもつながることが期待できます。

2019年に国内販売を開始した「BD Rowa™ システム」は、今年、国内設置台数100台を突破しました。日本BDは、これらの製品を通じて、医療分野でのデジタルトランスフォーメーションに貢献してまいります。

      BD Rowa™ システム(左)
      BD Rowa™ EasyLoad 全自動入庫システム(右)

      医薬品の箱をBD Rowa™ EasyLoad 全自動入庫システムのベルトコンベアに投入しているところ

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